豚の品種

2020年11月2日

食用の豚には純粋品種と交雑種がある。 純粋品種とは食用に品種改良された豚であり、日本では主に以下の6種類が飼育されている。

・ランドレース(L) デンマーク原産、白色の大型種。繁殖力に優れる。 肉質は赤肉率が高い。

・大ヨークシャー(W) イギリス原産、白色の大型種で繁殖力が高い。赤身と脂肪のバランスが良い。

・デュロック(D) アメリカ原産、赤褐色の大型種。繁殖力が高い。肉質が良く、サシが入りやすい。

・バークシャー(B) イギリス原産、日本では「黒豚」として有名な黒色の中型種。産子数は少なめで飼育日数が長い。肉質が極めて良い。

・中ヨークシャー(Y) イギリス原産、白色の小型種。脂肪の旨味と香りが良い。

・ハンプシャー(H):アメリカ原産。やや大型。産子数はやや少ない。脂肪が少なく肉質は良好。

一方交雑種とは純粋品種を交配させて、各品種の長所を合わせ持つように生産されているもので、3種類の豚を掛け合わせた豚を三元豚と呼び、4種類の豚を掛け合わせたものを四元豚と呼ぶ。日本で流通している豚肉の大部分は三元豚である。海外では四元豚が主流である。

画像出典:一般社団法人日本養豚協会HP