東海道 その14/東京 東京駅「鹿児島 黒かつ亭 東京駅店」(四回目)2020年6月18日〜緊急事態宣言明け初出張。自粛中に何が・・・
長かった・・・前回訪れたのは 2月6日 。黒豚の力を確認したが、その後新型コロナ感染があれよあれよという間に拡大し、出張禁止になってしまった。5月25日に緊急事態宣言が解除され、久しぶりの東京である。
四ヶ月ぶりのとんかつは、「のもと家」さんのエアーズロックとんかつをもう一度と思ったが、13時から会議なので大門まで行く時間が無い・・・こういう時東京駅にある店は強い。前回雑な印象だったのが気になるが、選択の余地なく黒かつ亭に行くことにした。
入り口の消毒液、店員さんのマスクとコロナ対策は採られているが、やはり客は少ない・・・というより私だけである。これなら感染の心配も少ない。
いつもの通り、「特上ロースかつ定食」の一択である。とにかく久しぶりの出張、久しぶりのとんかつだ。何度黒豚とんかつの味を想像したことか・・・
客は私一人だが、厚切りのため、揚げの時間はかかる。待ち遠しい気持ちをメールチェックで紛らわせていると・・・来た来た!
・・・・・・?
思わず二度見した。やはり雑な印象が否めない・・・前回同様一番左の一切れは不自然に大きいし、横向きにした断面に衣のカスが乗っている・・・
しかし、それよりも・・・とんかつ小さくないか?
とんかつを乗せている金網が随分余っている。気になって前回までのiPhoneの写真をチェックした。
並べてみると歴然である。
昨年10月のとんかつは実に綺麗に仕上がっている。それに比べ、今年2月、そして今回のとんかつには、その美しさは見る影もない・・・そして・・・
今回のとんかつは、明らかに小さい・・・
なんだかセコい事を言っているようだが、220gと明記しているのだから、とんかつの大きさは大事じゃないだろうか?
ひょっとして今回は厚みがあって、見た目小さくても量は同じということは有り得る。しかし、客に疑いをもたれないような見た目にすることもサービス上大切だろう。今回のとんかつは量が少ないと思われても仕方が無い。
見た目の雑さに加えて小さなとんかつに、四か月間膨らんでいた期待が、みるみる萎んできた・・・
しかし、だからといって店に文句をつける気も無い。気を取り直して久々の黒豚とんかつを味わおう・・・
断面を見せている一切れを、塩を付けてかぶりついた。
・・・?
衣はサクッとしており、黒豚の肉は臭みもなく、柔らかい・・・が、何だこれ?
ジューシーさがまるでない・・・旨味も少ない気がする。おかしい、この断面の色なら火は通り過ぎていないし、もっとジューシーで旨いはずだ・・・
もう一切れ、更に一切れと食べ進む。最後の一切れまで食べ終わっても結果は同じだった。
過去3回のとんかつとは別物である・・・いったい何が・・・?
この気の抜けたようなとんかつの味の原因に、一つ思いついたことがあるが、そうでは無いと思いたいし、ここ、「黒かつ亭」もコロナ禍で大変だとは思うので、私の推測はここには書かないでおく。
この「黒かつ亭」は私にとって思い入れの深い店なので、願わくばこういうことは今回だけであって欲しい。
そう思いつつお店を後にした。
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